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『終物語 (上)』著:西尾 維新

2013.11.30 (Sat)

終物語 (上) (講談社BOX)終物語 (上) (講談社BOX)
(2013/10/22)
西尾 維新、VOFAN 他

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「私は何も知りませんよ。
あなたが知っているんです───阿良々木先輩」


物語は10月下旬、
神原に紹介される形で暦が忍野扇と初顔合わせをする体でスタート。
何も知らないといいつつ、暦すら忘れていた(?)過去を扇が明るみにし、
「友達はいらない───友達を作ると人間強度が下がるから」
暦がこんなことを言い出すことになった事件についても掘り起こす。

以下、ネタバレ感想です。
なんだか相変わらず扇は神出鬼没な感じが!

夏休み『鬼物語』での取り引きで暦が臥煙伊豆湖に神原を引き合わせたため、
神原が扇を紹介するのを拒めないという話の流れでしたが、
『鬼物語』ではすでに八九寺が消えたというのに、

「ちょっと迷子を探してましてね」
「元々はそこがスタートだったんですから」

なぜだか扇のセリフだとまだ八九寺はまだいそうな感じ。
彼女にとっては、このあと対処したということなのか;
まぁ、時間軸に違和感感じるのはこれが初めてじゃないけどな~。

「停まっていたものが、なあなあで誤魔化していたものが、
さながら思い出したかのように、急激に動き出す感じ……」

さて、今回は暦の嘘というか、
忘れていたor誤魔化していた過去が扇によって暴かれていく感じでしたが、
なぜだかミステリー調!

メフィスト賞出身だからって、こんな手法で書かなくてもいいのに…
クラスの人間を全員紹介するとか、どこのミステリw
私は急に出てきた暦の過去話に、
扇が過去を捏造してるんじゃないかと疑ってしまったよ(苦笑)

結局は、カンニング犯の言動のせいで絶望し、
人間強度が下がる~な事を言い出したようだけれど、
「これは友達がいなかった奴が、友達がいらなくなるまでの過程を語る物語なんだ」
この説明…間違っちゃいないけど切ない!(汗)

話はさらに遡って、老倉と幼馴染だったという展開になったけれど、
一時期一緒に暮らしてたってだけで幼馴染ってことになるんですかね?
幼馴染の定義って難しいな…

「おっぱい触らせてあげる」
途中、羽川が扇を訝しみ、警戒して引き離したけれど、
必死さは伝わったみたい(汗)
ただ、最後の事件の真相に気づいたのは扇のほうが早かったようで。

でも委員長には悪いが、
あの結末は部屋が密室だという話が出た時点で私でも分かったぜ…
ミステリならよくあるパターンですもんね。

扇にじかに触れて、羽川は忍野メメを探す旅に出たようですが、
見つかる気がしないんだよな…

なんだか今回ターゲットにされた暦は、
扇の前で嘘やごまかしができず、素直にぺらぺらしゃべっちゃった感じだけれど、
ターゲットでない羽川には、扇は単に怪しい人物に見えたようで;

嘘に否定的なくせに、意外と本人は嘘がつけそうな印象を受けました。
暦の通ってた中学校にいってたときとか、見つかったら誤魔化す気だったようだし;
忍野メメの姪というのだって、本当かどうか怪しいというか、
限りなく嘘っぽいしw

「私だって小中学校の頃の自分なんて、ほとんど忘却の彼方ですよ───
私はつい最近生まれたんじゃないか、過去なんてないんじゃないかと思うくらいです」

それにこのセリフ。
意味深というか、扇ってば本当に最近生まれたんじゃなかろうか;
扇が400年前にも現れた『くらやみ』なんじゃないかという話もあったけれど、
それだと「町の王位が空席」云々の話が繋がらない気がして。
まぁ、『くらやみ』が変化して自我を持ったという展開もありえそうだけど。

『終物語 (下)』のサブタイは「おうぎダーク」なので、
今度こそ扇について何か分かるかな?
そのあとは『続・終物語』が出る予定ですが、
タイトルに終の字はあるけれど、終われるんですかね…;

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